卒業制作
土器のつぼをつくりました。
生土のやわらかさを残したい。
知人や農家さんからいただいた田んぼの土や、山の土。
一般的な陶器と同じ温度で焼くと溶けてしまう土なのですが、低温の土器は、その土のやわらかさを残すのにぴったりでした。
素材と自分との間にできた子ども達は愛おしくてかわいい。そんな思いでちいさくてころんとしたかたちを多産しました。
4年次は世界的な感染症の流行もあり、わたしは一人では存在できない。周囲のひとやものがあってこそ生きていられている。と実感した一年でした。
つぼには大学の工事現場、家族や知り合いからいただいた土、灰、また自分が今までに作ったやきものを砕いたシャモットが入っています。
人、物、自然。周囲とのつながりがあってこその作品です。 卒業制作に関わって下さった方々全てにお礼を申し上げます。
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